妹に結婚式に顔を出せない

ずっと以前の話になりますが、ロト6にはまっていてお金がなくて、非常に苦しい経験をしたことがあります。

ロト6を買い始めたころは、運よく当たればいいなくらいの軽い気持ちだったと思います。1回の抽選で1000円分を購入していました。そうそう高額当選するようなものでもないのですが、買えば買うほど次こそは当たるんじゃないかと期待が膨らんでしまいます。

次第に一度の購入額が増えてくると、生活費を逼迫してくるようになりました。ギャンブルの怖いところは、「今は苦しくても、当選すれば取り戻せる」と本気で思い込んでしまうところではないかと思います。それまでも特に貯金をしているわけでもなく、お金に余裕があるわけでもなかったので、給料日前はお財布がすっからかんになるようになりました。次第に生活費や家賃などに窮するようになって、親に助けてを求めたことがありました。
転機は妹の結婚で、地元に帰ったときです。あまり冠婚葬祭とは縁のない生活を送ってきたので、毎日毎月こんな状態の自分では、披露宴の晴れ舞台に衣装を用意することもできません。また、大切な家族のお祝いなので、兄としてご祝儀も用意したいとは思いましたが、それもままならない状態でした。この時に初めて、自分のだらしなさに気付いて、猛烈に反省しました。

妹の結婚式には、消費者金融で30万円ほど借り入れて、自分の衣装とご祝儀を用意して参加しました。もしきちんと貯金から出せていれば、こんなに後ろめたい気持ちになることもないのかな、となお一層恥ずかしくなったことを覚えています。
それ以降は、ロト6は辞めてしまいました。ロト6さえ買わなければ月々の借入の返済は大した負担ではなく、半年で完済することができました。あのとき、消費者金融にまで借入を作っていて、一円も借り入れることが出来なかったら、と振り返ると、再生の機会を与えてくれた妹と、チャンスをくれた消費者金融に感謝したいです。